日々寒さが厳しくなり、凍結防止対策をされているご家庭もあるのではないでしょうか。
今回は凍結による、水道管の破裂を防ぐための対策をご紹介します。
水道管はなぜ破裂するのか
原因①水道管の劣化
水道管の材質や環境にもよりますが、平均10年~15年から劣化が進み始めます。
対策としては、一度水道管の状態を確認していただくことが、事前に破裂を防ぐことになります。
原因②水道管の凍結
水道水が氷になると、水の時よりも膨張してしまい、それが原因で破裂してしまいます。
水道水の凍結は、最低気温がマイナス4度以下になるような、寒い日に凍結しやすくなります。
原因③凍結防止帯コンセントの差し忘れ
夏の間にコンセントを抜いて冬に差し忘れが良くあります。
寒くなる前に必ず確認しましょう。
原因④凍結防止帯の故障
凍結防止帯も劣化による故障がありますので0℃位になったら凍結防止帯の通電確認をしましょう。
凍結防止対策
・水抜きを行う
水道管の中の水をなくすことで凍結を防ぐ効果があります。
寒い冬は就寝前に水抜を行うことをおすすめします。
・水道管に保温材を巻く
ホームセンター・弊社などに保温材の販売もしていますが、実は身近なものでも保温材の代わりに活用することが出来ます。
保温材代用例:毛布、布(厚さのあるものが効果的です。)
ここで注意していただきたいのが、保温材を濡れないようにすることです。
その為に上からビニールテープを巻いてください。
水道管が凍ってしまった時の対処法
日がよく当たる時は、自然に溶ける可能性があるので、その場合は自然に溶けるのを待っていても問題ありません。
そうでない場合は水道管にタオルを掛けてその上からぬるま湯をかけて下さい。
熱湯だとかえって破裂する恐れがあります。必ず、50度程度のぬるま湯をゆっくりかけて気長に溶かしていきましょう。
水道管が破裂してしまった時
- 止水管を止める
止水管は緊急時以外、触ることはないと思うので、破裂してしまった時対応できるように、場所を確認しておきましょう。
- 可能な限り応急処置をする
タオルやテープなどを巻き、2次被害を最小限に抑えられるように対応しましょう。
- 設備会社に連絡を行う
ここまで対応出来たら、設備会社に連絡を行い水道管の修繕工事をしてもらいましょう。
指定の設備会社がわかる場合は大丈夫ですが、わからない場合は各自治体の水道課に確認を行いましょう。
これからますます寒さが厳しくなりますが、冬場の凍結防止対策として今回の情報を役立てていただければと思います。
その他水回りに関するお困りごとがございましたら、山岡ハウジングにお任せください。